夢を詳しく書く

夢日記です。

 私はバスに乗っていた。イベントのアルバイトで泊まり込みの仕事に応募したからだ。バスはイベント会場に向かっていた。ただでさえこのバイトは嫌なのに、その嫌なバイトの人達と一緒に丸二日間過ごすだなんてまるで地獄のようだと考えながらバスの一番後ろの席に座っていた。周りは皆仲の良い人と来ているようだ。私は一人で来ているので会話をする人がいなかった。ただひたすら憂鬱だった。

 ふと、一つ前の座席に座っているカップルが気になった。見覚えのある背中だった。誰だっけ?と少し考えたところ、元カレだった。もう二年程会っていない元カレとこんなところで再会するとは予想外であった。更にまさか元カレと同じバイトをしているとは考えもしなかった。そして彼女と一緒に泊まり込みのバイトに来ている人がいるとも思っていなかったので三重で驚いた。

 バスが会場に着き、バイトの説明が行われた。何組かに分けられ、私は元カレの彼女と同じグループになった。グループの中には元カレの彼女の他にみくみちゃんとユニットを組んでいた地下アイドルの子がいた。近くで見ると背が高く、正直アイドル的なオーラはあまりなかったが笑顔が可愛い女性だった。チーフの男性から説明を受けているとき、何故か私はチーフにずっと睨まれていた。「私は要注意人物に指定されているんだろうな。」と思い、しょうがないことだと気にしないようにしていた。すると、突然私の顔のギリギリまで顔を近づけてきた。怖いと言うよりも驚いてしまい、「なんだこのチーフキモいな。」と考えていた。ここで驚いた顔や怯えたような顔をしたら負けだと思い、チーフから目を逸らさず最後まで無表情を貫いた。

 仕事をする際、元カレの彼女と話す機会があった。彼女は私が元カレの元カノだということは知らないようだ。そのことは黙っておいたほうがいいと判断し、元カレのことには何も触れなかった。休憩に入ったとき、元カレからLINEがあった。「お前、綾に変なこと言ってないだろうな」というLINEだった。あほくさいなと思いながら「言ってないよ。」と答えたら、「余計なこと言うなよ」と来た。この男はどこまで小さくて愚かなんだと思うと同時に、こんな男と付き合っている綾さんを哀れに思った。

 地獄のようなバイトが終わった。内容はあまり覚えていなかった。ただひたすら憂鬱だったということは確実であった。そのくらい私にとっては嫌なバイトだったのだ。給料は日払いであったため、給料係であるスキンヘッドで眉毛がない大柄の男性社員から貰うことになっていた。私はバイト仲間である緒方と岩井の分の給料も貰って来るようにお願いされていた。給料の前に書かなければいけない書類があった。私は書くのが遅く、皆が書き終わってもそれをまだ書いていた。最後まで書いているのは私と眼鏡を掛けた根暗そうな女の子の二人だけであった。書き終わり、提出しようとすると「はいもう15分過ぎたから。」とだけ言われた。私は最初その言葉の意味が分からなかったが、どうやら「15分過ぎたから給料はあげられないよ。」ということらしい。私と女の子は半泣きで抗議した。私は岩井と緒方の給料も頼まれているので、二人に対してどうしようもなく申し訳ない気持ちになり、15分過ぎると貰えないということも事前に教えてくれよ、とも思った。しかし、いくら抗議しても大柄の男は眉一つ動かさなかった。こちらがどうあがいても給料を渡さない魂胆だろう。すると、岩井と緒方がやってきた。あんまり遅いから見に来たとのことだった。私は「15分過ぎたから給料貰えないんだって。こんなのおかしくない?ちょっと二人もなんか言ってやってよ。」と言うと、二人は「じゃあいいや。」と言ってどこかに行ってしまった。私は驚きのあまり少し涙が引っ込んだ。給料のために働いていたんじゃないの?給料いらないの?なんでそんなにあっさり諦められるの?と二人の態度に対する様々な疑問が脳内をぐるぐると巡回した。