夢を詳しく書く

夢日記です。

 夜、電車に乗っていたら偶然なおちゃんに会った。久しぶりに会えたことを嬉しく思い、飲みに行くことにした。しかし、今の時間から飲むと確実に終電を逃してしまう。次の日はイベントのバイトがあるがどうにかなるだろうと思い、何よりなおちゃんと飲みに行きたかった。

 飲みに行くには新・新宿駅が一番都合が良かったのでそこで降りた。新・新宿駅は柄の悪いやつらの溜まり場になっていた。飲み屋を探している最中、ここちゃんとみきてぃに会った。このメンバーが偶然集まったことが奇跡としか考えられず、感動しながら飲みに行こうと誘い、安くて美味しい居酒屋に入った。

 そこで男の話や仕事の愚痴などを言い合い、到底女同士でしか出来ないような話をしまくり、ゲラゲラと笑った。次の日のバイトがどうでも良く思えてきたが、お金が欲しいのでサボれないなと考えながら浴びるようにお酒を飲んだ。

 結局一睡も出来ず、酒が入ったフラフラの頭で始発に乗り、イベント会場に向かった。今日の会場は静岡特設センターである。そこで男性アイドルのイベントがあるそうだ。最寄り駅の近くでスーツに着替え、会場に向かった。駅から結構離れているようで、15分くらい歩く羽目になった。

 歩いていると、おばあさんに声を掛けられた。道に迷ってしまったようだ。しかし私はここの土地に降り立つのは初めてであり、道案内など出来るはずがない。しかし、Googleを駆使してどうにか教えてあげることが出来た。おばあさんに丁寧にお礼を言われ、少し嬉しくなりまた会場へ向かって歩き始めた。

 バイトの内容はお客様の誘導や手荷物検査などだ。つまりいつもと同じような内容である。休憩中に話した女性バイトと仲良くなった。イベントのバイトはいつもメンバーが変更するため、仲良くなっても大抵は一期一会である。

16時にバイトが終わり、仲良くなった女性バイトと途中まで一緒に帰ることになった。電車に乗ったとき、窓から見えた夕焼けが綺麗だった。しかし、途中でバイト先に預けていた荷物を忘れてきたことに気がつき、会場に戻ることにした。せっかく帰れたのに勿体無いと思いながら女性バイトと別れ、反対方面の電車に乗った。

 静岡特設センターの最寄り駅に着いたときには既に日が落ちていた。特設センターに向かうまでの道のりは途中から電灯が一切なくなり、真っ暗になる。その中を歩かなければいけないと思うと気が滅入った。しかも忘れ物を取りに行くという名目でチーフに声をかけなければいけないということに対して更に気が滅入り、思い足取りで会場まで向かった。

 途中で電灯がなくなってきた。頼れるのはスマホの明かりだけだ。スマホの充電が途中で切れてしまわないように祈りながら気をつけて歩いた。すると突然、「あら!あなた昼間の子じゃない!」と声を掛けられた。突然のことに心臓が飛び跳ね、後ろを振り返ると昼間に道案内をしたおばあさんが立っていた。「昼間はありがとうねぇ、この辺は危ないから気をつけてね。」と言われたので「ありがとうございます。そうします。」と言い、おばあさんに手を振った。

 暗い道をずっと歩いていたからか、道に迷ってしまった。知らない暗い道を一人で歩くことに心細さを覚え、早く会場に着かなければという焦りもあり、早歩きでがむしゃらに歩いた。すると途中で一軒の小さな建物が見えた。明かりが付いているので誰かいるはずだ。これぞまさに地獄に仏だと思いながらその家まで走り、チャイムを押した。引き戸が開き、中から20代半ばくらいの女性が歯磨きをしながら出てきた。茶髪の胸くらいの長さの髪で、前髪をコンゴルドピンで留めている。ピンクのTシャツにスウェットで、眉毛がなくて人相が悪い。低い声で「なんですか?」と言われ、少しビビりながらも「すいません。道に迷ってしまったのですが、静岡特設センターはどこですか?」と聞いたら、女性の後ろから女児が「誰誰?」と顔を覗かせてきた。女児が引き戸を全開に開けたため、家の中が丸見えだ。中には中学校くらいの女の子と高校生くらいの女の子がいた。二人とも人相があまり良くなかった。茶髪の女性は「そこならここをずーっと真っ直ぐ行ったとこだよ。〜(聞き取り不能)があるから中入って突っ切っちゃうと近道だよ。」と教えてくれた。私は「ありがとうございます。お忙しいところ失礼致しました。」とお礼を言い、帰り際に女児に手を振ってからまた歩き始めた。

 女性に言われた通りずーっと真っ直ぐ行くと、一軒の建物が見えた。地区センターのような出で立ちの建物であり、多分これに入って中を通って行くのが近道なのだろう。中に入るとフリーマーケットが開催されていた。売っているものはハンドメイドのアクセサリーや服などで、美大生のような人がたくさんいた。照明は全てカラフルなランタンで、幻想的な雰囲気を放っていた。急いでいる為、歩きながらどんなものが売っているかを確認して建物を出た。会場は目の前にあり、やっとたどり着いたことに安堵しながら会場に入りチーフを探した。 

 チーフに忘れ物をしてしまった旨を説明した。「あっそう。」とだけ言われ、他に何も言われなかったため勝手に休憩室に入って荷物を取った。つくづくこのチーフは苦手だ。私服の人間をこんなすんなりと休憩室に入れても良いのだろうか。客がこういう嘘をついて休憩室に入っても気付かないのではないかと思い、セキュリティのガバガバ加減が少し心配になった。

 やっと帰れると思いながら、明日も同じバイトがあることを考えると憂鬱な気分になった。できる限り早歩きで帰り、やっと駅の近くに着いたとき「おーい!」という女性の声が聞こえた。誰が呼ばれているのか分からなかったため、その声を無視して足を止めなかったが、「おい!」と肩をポンと叩かれた。振り返ると、この間のたこ焼きパーティーの時にいたミスコンの美女二人組が立っていた。こんなところで会えたことに驚きつつ、気づいてもらえたことが嬉しくて「お久しぶりです!」と言った。「何してるの?こんなところで。」と言われたので「今バイトだったんです。」と返したら、「私達、今からご飯食べに行くんだけど一緒に来ない?」と誘われた。二日連続で飲むことと、明日もバイトがあることを考えるとキツイなと考えたが、美女二人に声を掛けてもらったことが嬉しかったので「行きます!」と即答してしまった。

 美女二人に連れられておしゃれなバーにきた。壁はブルーグレーに塗装されていた。壁には古いレコードジャケットが掲げてあり、おしゃれな置物などが置いてあったりなどとにかくおしゃれな空間であった。どうやら美女の友人がオーナーを務めているバーらしい。美女はオーナーと親しげに話していた。オーナーは髪をジェルで撫でつけ、きちんと整えられた髭を生やしている。店内はジャズが流れており、絵に描いたようなおしゃれな空間であった。 

 私達はシャンパンを頼み、乾杯した。「この人の作るパスタが本当に美味しいのよ。」と教えてもらったのでパスタを注文した。美女達もそれぞれ食べたいものを注文していた。談笑している間にパスタが出来た。カボチャソースのパスタで、クリームソースとカボチャの相性が非常に良く、またカボチャのほのかな甘味も相まって美味しかった。  

 美女達とオーナーさんの四人でいろいろな話をしている間に夜は更けていった。そろそろお開きという話になり、美女達に「とても楽しかったです。声を掛けていただきありがとうございました。」とお礼を言い、また今度一緒に行こうと約束して別れた。私は「このままどこかで仮眠をとったら確実にバイトに遅刻するな。」と思ったので駅でスーツに着替えてから静岡特設センターへ向かった。

 朝の空気は清々しく、爽やかな気分に浸りながら歩いた。朝日が眩しく、心地よかった。しかし待っているのは地獄のバイトだ。そのことをあまり考えないようにしながら会場へ歩いた。

 会場に着き、いつものようにバイトの説明を受け、指示されたポジションについた。今日は立ち入り禁止の場所の見張りというポジションだったので、立っているだけで何もやらない簡単な業務だ。

 一時間半経ったが、一向に人が立ち入らない。暇だなと考えながらボーッとしていると、チーフに声を掛けられた。「休憩室行って。」と言われたので行くと、四、五人のバイトが集められていた。幹部の方に「申し訳ないんだけど、今日はここで上がってもらいます。」と言われた。私は嬉しさのあまり心の中で舞い踊った。脳内でYeahめっちゃホリディが爆音で流れ、一時間半で上がれることの喜びを噛み締めていた。このままだと二日連続で飲みに行き、二徹の身体でバイトをする羽目になっていたのだ。このファインプレーは神の仕業としか思えない。神に感謝をしながらバイト代1425円を受け取り、ウキウキで駅まで向かった。